野鳥のオオタカの死骸が長野市内で見つかり、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が確認されました。

県によりますと、午前11時ごろ、「長野市の住宅地で野鳥のオオタカ1羽が死んでいる」と近隣の住民から連絡がありました。

長野家畜保健衛生所で簡易検査を実施したところ、鳥インフルエンザ陽性と確認されました。

病原性があるかはわかっておらず、県では今後、高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子検査を京都産業大学で実施する予定です。

県はオオタカが死んでいた場所の半径3キロ以内でニワトリなどを飼育する個人宅4戸に確認を行いましたが、今のところ異常はないということです。

今後、全県の養鶏場などに注意喚起を行うとしています。

また、周辺10キロ以内のパトロールを行うほか、死亡した野鳥などの調査を強化するとしています。

県では、死んだ野鳥を見つけた場合には素手で触らないなど注意を呼びかけています。