金沢市では、2015年に陥没事故、埼玉・八潮市の事故と原因は同じ“硫化水素”

金沢市では2015年3月に、入江交差点で陥没事故が発生。車が転落するなどの被害はありませんでしたが、八潮市での事故と同様、硫化水素で下水道管が劣化したとみられます。金沢市企業局によりますと、各家庭から本管をつなぐ取付管を中心に、年に10件から20件の小規模な陥没が起きているということです。
金沢市内では総延長2430キロのうち、183キロで耐用年数とされる50年をすでに超えていて、異常が見つかった場合には内側に樹脂を貼って下水道管を強化しています。
金沢市企業局下水道整備課・庵昌成担当課長「下水道管の中を見て、下水道管に腐食による破損がないか確認した。金沢市では腐食のおそれのある1200か所を5年に一巡点検を行っている。道路の陥没の予防保全に努めたい」
金沢市企業局は、3月末までに緊急点検を完了させることにしています。