着衣着火が起きたら”SDR”

「着衣着火」で発生しやすいのが「表面フラッシュ」です。

シャツの裾に火をつけると、一瞬のうちにシャツ全体に火が走ります。

表面に細かい繊維が毛羽立っているとわずかな炎でも接触しただけで火が付きます。

調理をするときは綿やレーヨン、パイル生地、そして毛玉が多い衣服を避けることも大切です。

では万が一、火がついてしまったら、すぐに服を脱ぐか、水や消火器で消火することになりますが、服が脱げない、水がないという場合があるかもしれません。

その時は「ストップ(Stop)」、「ドロップ(Drop)」、「ロール(Roll)」の「SDR」です。

走り回らず燃えているところを押し付けるように倒れこむ、そして左右に転がることで消火させます。

顔のやけどを防ぐため両手で顔を覆い、火が酸素に触れる面積を少なくする動きをとることがポイントです。

火が付いた場合はできる限り慌てず落ち着いて行動することが重要です。