災害時の大規模な停電を想定した信号機の復旧訓練が13日宮城県登米市であり、警察と建設業者が協力して迅速に信号機を復旧させるまでの手順を確認しました。

登米(とめ)市内4か所の交差点で行われた信号機の復旧訓練には警察官15人と、災害協定を警察と結んでいる地元の建設業者15社が参加しました。

訓練は、震度7の地震で大規模な停電が発生したという想定で、警察官が手信号で交通整理にあたりました。

同時に、建設業者が用意した発電機を使って制御盤に電源を供給し、迅速に信号機を復旧させるまでの手順を確認しました。
訓練に参加した建設業者
「常日頃、災害がいつ来るかわからないので、いつでも出られるよう準備して道路の交通網確保に努めたい」

登米警察署池田秀明交通課長「停電が起きた際は建設業者と協力し速やかに交通秩序を回復して交通安全を保っていきたい」

警察は、東日本大震災で登米市内が1週間以上停電したことを教訓に毎年この時期、信号機の復旧訓練を行っていて、もし信号機が消えていたら一時停止し、左右に加え前後も確かめ、安全が確認出来たら渡るよう呼びかけています。