飯田市に予定されているリニア中央新幹線の駅周辺で、縄文時代から平安時代の集落の跡が見つかり、発掘された土器などが公開されています。

展示されているのは、リニアの駅予定地の周辺にある「ママ下(した)遺跡」から発掘された土器や石器などおよそ50点です。

遺跡の調査は開発前に記録を残すために行われ、去年7月から始まり現在も続いています。

これまで縄文時代の集落は天竜川の河岸段丘の高いところで見つかっていましたが、段丘の低い場所の土曽川(どそがわ)沿いで集落の跡が見つかったことは縄文時代から数千年にわたり、人々がどのように暮らしていたかわかる大きな成果だということです。

発掘調査の展示会は、5月6日まで飯田市考古博物館で開かれています。