社会問題を風刺的に表現する正体不明の世界的アーティスト=バンクシー。その作品の版画の展示販売会が高知市で開催されています。

高知市のイオンモール高知で開催されているのは「バンクシー版画展」です。バンクシーはイギリスを拠点に戦争や暴力といった社会問題を風刺的に描く正体不明のアーティストで世界各地でストリートアートなどの作品を残しています。高知では2回目となった今回は、最新版や復刻版あわせておよそ60枚の版画が展示されていて全てバンクシー公認の工房で刷られたものです。

こちらは代表作の1つ。パレスチナ問題を表現していて、マスクの男性が投げようとしているのは色鮮やかな花。武器を使わない平和の実現を訴えています。

訪れた人たちはバンクシーが作品に込めた思いを読み取っている様子でした。

(サロン・ド・ヴェール 本間靖一郎 チーフアドバイザー)
「バンクシーがどういうメッセージを発しているか、みなさんの目で確かめてもらえれば、また1つ楽しみが増えると思います。」

バンクシー版画展は3月17日まで高知市のイオンモール高知で開催されています。