大阪・関西万博の名誉総裁を務める秋篠宮さまが、きょう、紀子さまとともに大阪市の万博会場を視察されました。

秋篠宮ご夫妻は、午後2時ごろ、「世界最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定された「大屋根リング」を視察されました。

木材で作られている大屋根リングは、7割が国産のスギやヒノキを使い、日本の伝統的な技法で建てられています。

秋篠宮さまは、国産の木材を「7割も使っているんですね」と感想を述べるなど、使用している木材に関心を持たれていたということです。

続いて、ご夫妻が訪れたのは「循環」をテーマにした日本館で、館内の施設では万博会場で出た生ごみを微生物が分解し、水に変えています。その水が溜まった直径19メートルの水盤の前で、秋篠宮さまは「水盤の水はどういうふうにしてできているんですか」と質問し、紀子さまは「水の音が聞こえますね」と話されていたということです。

その後、ご夫妻は、いのちや健康などをテーマにした体験型施設「大阪ヘルスケアパビリオン」を視察されました。

ご夫妻は、iPS細胞を用いた再生医療に関する展示エリアで、担当者の説明に熱心に耳を傾けられていました。

万博の開会式は来月12日に行われ、ご夫妻は、開会式に天皇皇后両陛下とともに出席されます。