SNSを使ったうその投資話やロマンス詐欺が急増しています。
これを受け、警察が緊急の研修会を開き、参加者とサイバーパトロールを行いました。

警察本部で開かれた緊急の研修会には、山梨県の情報政策の担当者や防犯ボランティアの大学生など約20人が参加しました。
警察が周知したのは、SNSのダイレクトメッセージから始まることが多い詐欺や闇バイト募集の手口です。
県内では、2月末までのわずか2か月間にSNSを使ったうその投資話やロマンス詐欺が6件発生し被害額は約9906万円にのぼっています。
そこで警察は官民が連携してサイバーパトロールを行うことにし、12日に参加者らがインターネットで「短時間で高収入」や「即日即金」などの言葉を検索し、違法な情報を見つける作業を行いました。
参加者は:
「どのような手法でやられているのかというのを、具体的に知ることができて良かった」
「なるべく注意深く、インターネット上のやりとりを行いたいと思った」
30分間のサイバーパトロールで闇バイトの募集が疑われる投稿などが10件見つかったということです。
危険な投稿についてはアカウントなどの情報を集約し、警告や削除などの依頼をすることで犯罪抑止につなげます。
警察は、SNSなどの投稿やダイレクトメッセージでのやり取りで不審に感じたときは、通報するよう注意を呼びかけています。