山梨県内ほとんどの公立の中学校で卒業式が行われました。

このうち今月で閉校する富士川町の中学校では最後の卒業生の多くが涙を流し、学び舎に別れを告げました。

県内77の公立中学校のうち、76校で行われた卒業式。

このうち学校の統合により今月で閉校する富士川町の増穂中学校では、最後の卒業生となる95人一人一人に卒業証書が手渡されました。

「15年間育ててくれた お父さん お母さん」
「時には怒鳴って、八つ当たりして困らせたこともあった」
「それでもいつも 味方でいてくれた」

式では多くの生徒が涙を流し、生徒の代表が3年間過ごした学び舎や仲間の感謝の気持ちを伝えました。

卒業生代表 川住なるみさん:
「この増穂中学校最後の卒業生であることは私たちにとって最大の誇りです。みんなと一緒にきょうまで過ごすことができて本当に良かった」
「この先の景色が違っていても増穂中学校での思い出を胸に これからも頑張っていきましょう。きょうまで本当にありがとう」

増穂中学校 最後の卒業生:
「みんなと過ごす最後の時間なので笑って終わりたいと思って泣かないように耐えていた」
「壁にぶつかることもあったけど、仲間とともに乗り越えることができた3年間でした」

増穂中学校は鰍沢中学校と統合し、4月から「富士川中学校」として新たな歴史を刻みます。

なお、あす13日は公立高校入試・後期試験の合格発表が行われます。