去年11月、長崎県諫早市の「長崎刑務所」で刑務官を刃物で襲いケガをさせたとして、40代の受刑者の男が殺人未遂などの疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、長崎刑務所に服役している40代の受刑者の男です。長崎刑務所によりますと、男は2024年11月刑務所内の工場で30代の男性刑務官の腹を刃渡り16センチ・長さ67センチの刈り込みばさみで突いて殺そうとした疑いがもたれています。
当時は受刑者8人の作業を刑務官1人が見守っており、男性刑務官は身を守る際に右手に切り傷を負ったほか、胸に全治2週間の打撲をしたということです。長崎刑務所は12日男を殺人未遂と公務執行妨害の疑いで長崎地方検察庁に書類送検しました。
長崎刑務所は今後の刑事手続きに支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。

男性受刑者は事件前は集団部屋にいましたが、事件以降は個室に収容されているということです。
長崎刑務所 村上正剛所長コメント:
「このような事件が起こったことは、誠に遺憾。今後も刑事施設内における犯罪行為には厳正に対処し、施設内の規律の維持を図りながら、受刑者の指導を徹底し、再発防止に努めたい」














