東日本大震災から14年、今回は津波避難について考えます。
宮崎県が、沿岸部の住民を対象に実施した津波避難などに関する意識調査の中から、去年8月の地震に伴った津波注意報についてのデータを見ていきます。
去年8月の日向灘の地震では、県内の沿岸部に、一時、津波注意報が発表されました。
その際、「どこに避難したか」という質問に対し、7割を超える人が「避難しなかった」と回答しました。
その理由として最も多かったのが「警報ではなく注意報だったから」、続いて「安全な場所にいたから」というものでした。

宮崎県内では、今年1月に発生した地震でも津波注意報が出されましたが、ただ、どのような行動をとればいいのか、とっさに判断することは簡単ではありません。
津波に関する情報によって、私たちもどのように避難するべきか考えないといけないのですが、一方、同じように自治体も判断を迫られます。
南海トラフ巨大地震のリスクも懸念される中、津波からの避難について考えます。