地域の木材のよさを知ってもらおうと、山口県萩市の高校生が11日、木製のベンチを製作し、萩・明倫学舎に寄贈しました。



木製のベンチを贈ったのは、萩商工高校電気・建築科建築コースの2年生です。

生徒の代表らが除幕をしてベンチを披露しました。

ベンチは3台で15人の生徒が製図から組み込み、仕上げまで15時間の授業で作りました。

素材には萩地域のスギが使われていて、釘などをできるだけ使わない伝統的な木組みの技法も取り入れたということです。

製作をきっかけに、伝統建築に関心を持つ生徒もいます。

毎年3台ずつ寄贈していて今回で18台となります。

生徒たちはこれまで寄贈したベンチの点検をするなどして、安全性を確かめていました。

萩・明倫学舎の長い廊下にも置かれ、観光客にも評判がいいということです。

萩明倫学舎には年間およそ17万人が訪れていて、萩のよさをPRする取り組みにもなっています。