埼玉県八潮市などで相次ぐ道路の陥没事故を受けて、静岡県は緊急の調査を行っています。3月11日は、県内の市や町の担当者を対象に説明会が行われ、検測に使われる車両が公開されました。

2025年1月、埼玉県八潮市で下水道の破損が原因とみられる大規模な道路の陥没が起きたほか、静岡県内でも2月に富士宮市で道路に穴があくなど、全国的に道路の陥没が相次いでいます。

県では3月に入り、道路の下に空洞ができていないか調べる緊急調査を行っていて、3月11日は市や町の担当者などが集めての説明会が開かれました。県が調査を委託した民間企業が、調査に使った車両やデータの解析方法などを解説しました。

<社会部 大西晴季記者>
「こちらが今回公開された車両です。車の後ろに取り付けられたこの装置から地下に向かって電波を出し、空洞があるかどうかを調べるということです」

<県道路保全課 西原宏昌課長>
「今回、県が管理する道路の調査をしたのですが、市町道でも同じような課題を抱えていますし、市町との連携も含めて検討していきたいという風に思っていまして、その第一歩というか足掛かりになれば」

調査は3月10日の夜までに完了していて、3月末までにデータ解析を終えて問題があれば4月以降早急に再調査や工事を行う予定だということです。