■人工衛星技術で美顔器、鬼瓦でヤクルト専用格納容器

齋藤キャスター:
2大会連続でグランプリを獲得している愛知県勢が強いということで、今回は愛知県でどんな作品が出るのかというのをご紹介します。


愛知県蒲郡市の精密部品メーカー「蒲郡製作所」は、1ミリ四方の医療機器の部品に81個の穴を開ける技術があったり、天体望遠鏡の部品や人工衛星の部品を作っていたりと、得意分野は特殊技術を使った金属加工となっています。

【「蒲郡製作所」 出品作品】


〇第1回:「美顔器」
人工衛星のアンテナと同じ金属を使っていて、口にくわえて上下に揺らして表情筋を鍛えるというもので、キャッチフレーズは「あの羽根を回すのはあ・な・たぁ!」。蒲郡製作所の社長は「使っていたら首を痛めました…」ということでした。


〇第2回:「りらくす棒」
銅製の先端をお湯につけて温め、耳の穴に当てるとリラックス効果が得られるというもので、“くだらないポイント”は「熱伝導率が高い銅は熱くなりすぎる」というところでしたが、おもしろさが伝わらず、“温度が伝わらなかったde賞”を受賞するという結果に。


〇第3回:「できるかな?できないだろうなあ?パズル!」
社長は「特殊技術を使ったいろんな意味でくだらないパズル」と述べていますが、大会当日までは中身を明かすことができないというもので、ぜひご覧になってほしいということでした。


愛知県碧南市の大正5年創業、鬼瓦専門の工房「鬼福」は、島根県にある出雲大社の祖霊社の鬼瓦“鬼瓦風鈴(2970円)”“鬼瓦ティッシュケース(2万4200円)”などを作っています。

【「鬼福」 出品作品】

〇第1回:「鬼瓦ヘルメット」
重さは3kgあり、“くだらないポイント”は「ヘルメットなのにワレモノ」。意味あるのかというところですが、順位は20社中13位で、10万円で受注販売すると2件注文が入りました。

〇第2回:「ヤクルト専用格納容器」
こちらはヤクルト本社に商品名の使用許可を得ました。鬼福の鈴木代表取締役は「大マジメに許可ももらったし優勝いける!」と意気込みましたが、結果は「たしか13位か14位」と、代表取締役も順位を覚えていないということです。


〇第3回:「oniPhone 3G」
黒電話のカバーを鬼瓦で作成、鈴木代表取締役は「前回まではプレゼンがいまいちで成績が悪かった。今回は『oniPhone』を『iPhone』のジョブズ氏の格好でプレゼンして優勝を狙いたい」と話しています。

「第3回 くだらないものグランプリ」は10月15日に行われ、午後1時からライブ配信も開始します。
事前投票では公式HPに参加企業のPVが掲載され、「くだらない期待度」が高い会社に投票できます。15日には当日LIVE投票が行われ、事前投票+当日投票の集計結果で優勝が決定します。