岩手県は10日、奥州保健所管内の高齢者施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎があったと発表しました。利用者と職員の計17人に症状がありました。利用者1人が入院しました。その他はいずれも回復傾向にあるということです。

県によりますと、奥州保健所管内の利用者30人と職員25人が在籍する高齢者施設は3月2日から10日にかけて、利用者10人と職員7人の計17人に嘔吐や下痢などの症状がありました。検査の結果、症状のあった3人からノロウイルスが検出されました。今年度の感染性胃腸炎の集団発生は岩手県内で延べ72件となりました。去年の同じ時期は76件でした。