3月末に閉校する宮城県石巻市桃生地区の3つの小学校で10日、卒業式が行われました。このうち石巻市立中津山第一小学校の卒業式では、6年生14人に卒業証書が贈られました。

黒川美和校長は「たくさん応援してもらう人になり、夢に向かって歩みを続けて」とはなむけの言葉を贈りました。1873年(明治6年)に開校した中津山第一小は、少子化による児童の減少などから3月末で閉校し、同じ桃生地区にある2つの小学校と統合されます。卒業生は両親に花を手渡し、感謝の思いを伝えました。

卒業生:
「6年間いろいろなことがあってもう卒業すると考えると悲しい気分になる」
「最後の卒業生になれること誇りに思う。みんなと一緒に勉強をしたり遊んだりとても楽しかった」

中津山第一小学校は、最後の14人を含め、4887人の卒業生を送り出し151年の歴史に幕を下ろします。