東日本大震災から11日で14年です。震災を経験していない新潟県 阿賀野市の小学生が津波について学びました。

「14年前のあす3月11日、何があったでしょうか。知っている人は手を挙げてください」

阿賀野市の神山 小学校では、年に3回防災の日を設け、自然災害について学んでいます。

東日本大震災から14年となるのを前にこの日は、児童全員で津波について学びました。

【神山小学校 小嶋有希子 防災教育担当】「(東日本大震災は)小学生だと誰も生まれていない時になっているので、地震や津波が起こった時にどういうふうにして自分の身を守ったらいいかというのを自分たちで知ってもらって、そしてそれをまたお家とか、友達とかに伝えていってほしいなと思って」

【阿賀野市 危機管理課 宮島 剛志 主事】「津波の力で家が流されていて、土煙が今上がっているような状態です。津波の水の力で車とか家も今流されているような状態です」

福島県では海から300メートルほどの所にある小学校へ15メートルの津波が押しよせたことや、30センチほどの津波でも命の危険があることなどを学びましました。

東日本大震災では1万5900人が犠牲となり、今も2520人が行方不明となっています。

【児童は】「30センチの小さい津波でも人が流されることが分かったので、津波が来たらすぐに高いところに逃げることが分かりました」

【児童は】「避難所のマークとかを見て避難したい」

【児童は】「避難場所を確認したりとか、避難道具とか水をたくさん用意したいと思いました」

14年前の記録が震災後に生まれた子どもたちに教訓として受け継がれていました。