国民民主党の玉木雄一郎代表が9日愛媛入りし、この夏の参院選・愛媛選挙区への公認候補擁立については、「未定」と述べるにとどめました。

夏の参院選での党勢拡大に向けた、全国キャラバンの第1弾として愛媛入りした国民民主党の玉木代表は、松山市内で街頭演説を行い、まず、先の衆院選で公約に掲げた「103万円の壁の見直し」は道半ばだと説明しました。

(国民民主・玉木代表)
「(103万円の壁を壊して)178万円をめざし控除額を引き上げていくこの戦いは、現時点では私たちの負け。一部160万円まで上がったが、160万円まで上がる人は、全ての所得税を払っている人の中で5%未満しかない。ただ、それでもトータルすると1.2兆円分の手取りの増加・減税が行われることになった。でも、まだまだ足りないので頑張りたい」

そのためにも夏の参院選では躍進を遂げたいと、強調しました。

(国民民主・玉木代表)
「夏の参院選では日本を変える夏にしたい。手取りを増やす夏にしていきたい。参議院の場合、1人区で勝つのは難しいが、条件が整った所については積極的に擁立していきたい」

愛媛もその1人区ですが…

(国民民主・玉木代表)
「愛媛県については未定」

前回、6年前の選挙で、国民民主党の支援団体でもある連合が推薦した野党系の現職が、今回も立候補予定であることも踏まえ、公認候補の擁立については「未定」として、党県連や連合とも協議すると述べるにとどめました。