長野県飯綱町の飲食店が調理した仕出し弁当を食べた35人が吐き気や発熱などを訴え、保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、施設の営業者に3月11日まで、3日間の営業停止を命じました。

長野保健所


長野保健所によりますと、3月1日から2日にかけて飯綱町の飲食店で調理された仕出し弁当を食べた1グループの20代から70代以上までの男女35人が吐き気や発熱などの症状を訴えました。

患者は上水内郡内で開催された農業体験研修に参加していたということです。

検査の結果、患者の便からノロウイルスが検出されたため、保健所は食中毒と断定し、この施設を11日までの3日間、営業停止処分としました。

入院患者はいませんが、10人が医療機関を受診し、患者は全員快方に向かっているということです。

長野県はノロウイルス食中毒注意報を発出していて、せっけんで十分に手洗いをすることなどを呼びかけています。