■大相撲春場所・初日(9日、エディオンアリーナ大阪)

初土俵から所要9場所で新入幕を果たしたウクライナ出身の安青錦(20、安治川)が春場所の初日に臨み、美ノ海(31、木瀬)に敗れ、黒星スタートとなった。

立ち合い、低く当たった安青錦は美ノ海を土俵際まで追い込むが、左からいなされると形勢逆転。体勢を崩した安青錦が引いた所を押し込まれ、土俵を割り、美ノ海に敗れた。

戦時下のウクライナ出身力士で獅司(28、雷)に続き、新入幕を果たした安青錦。十両は2場所で通過というスピード出世を果たした。初土俵から所要9場所での新入幕は、年6場所制となった1958年以降で常幸龍、尊富士と並ぶスピード記録。安青錦は2日目、朝紅龍(26、高砂)と対戦する。