アメリカの美術館に所蔵されている長崎ゆかりの美術品「南蛮屏風」をキヤノンが高精細に複製し、7日長崎県に寄贈しました。

「南蛮屏風」は、日本に渡来したヨーロッパ人との交易の様子を描いたもので、長崎出身の資産家・永見徳太郎が収集、現在はアメリカの美術館に所蔵されています。

キヤノンサステナビリティ推進本部 郡司典子本部長:
「海外に渡ってしまった貴重な日本の文化財となりますと皆さんに観ていただける機会が限られてしまいます。そういった貴重な文化財をより多くの人に見ていただけるように」

キヤノンと京都文化協会は、日本古来の文化財の精細な複製品を制作し、自治体などへ寄贈する「綴プロジェクト」を進めていて、今回その一環として「南蛮屏風」の複製品を長崎県に贈りました。

制作には、キヤノンの撮影・画像処理技術や京都の伝統工芸士による金箔を用いた装飾などの技が活かされています。

クリーブランド美術館 シネード・ヴィルバー日本美術学芸員:
「日本の芸術家たちや海運商に関する物語を伝える点でも価値のある作品です」

細かい部分まで忠実に再現された「南蛮屏風」は、8日から16日まで、長崎歴史文化博物館のエントランスホールに展示されます。