中国の全人代=全国人民代表大会に合わせて王毅外相が記者会見を開き、中国がウクライナ問題の和平プロセスに積極的に関与していくとの姿勢を示しました。

中国 王毅 外相
「衝突に勝者はいないし、和平に敗者はいない。交渉のテーブルにつくことこそが紛争の終結であり、和平の始まりでもあるのです」

王毅外相は7日の会見でロシアによるウクライナ侵攻について、「中国は国際社会とともに建設的な役割を継続的に果たし、当事者の希望に沿って永続的な平和を実現したいと考えている」と述べ、関係国の対話による解決を訴えるとともに、中国が和平プロセスに今後、積極的に関与していく姿勢を示しました。

また、南シナ海で領有権を争うフィリピンと緊張が高まっていることについて、「フィリピンが海上で行動を起こすたびに、外部勢力が台本を書き、欧米メディアが放映している」と主張。フィリピンを支援するアメリカや日本などを批判しました。

そのうえで中国を中傷しようとする意図的な試みだとして、「中国は引き続き、法に基づき領土の主権と海洋権益を守り続ける」と強調しました。

さらに、国境を越えた特殊詐欺によって中国人の被害が相次いでいることに触れ、「近隣の国と国境を越えた連携を行ったことで、ミャンマー北部の国境付近にある特殊詐欺の拠点が完全に一掃された」と指摘。

さらに、タイやミャンマー、ラオスと協力して、タイとミャンマーの国境地域にある特殊詐欺の拠点を現在、集中的に摘発していると強調しました。