春の彼岸に向け、墓前に供える色鮮やかな「削り花」の制作が宮城県白石市で行われています。

白石市大鷹沢三沢の角張正人さん(92)。


1月中旬から、墓石や仏壇などに供える「削り花」作りを進めています。
削り花とは木材から作られる造花です。


角張さんは自宅の敷地に自生するコシアブラの木を小型の鎌で薄く削り花弁の形に整えていきました。


そして赤や黄色の染料で色づけしツゲの枝に取りつければ、墓前を彩る削り花に仕上がります。

角張正人さん
「(削り花を作って)30年くらいになります。今年は戦後80年で、その頃はみんな苦労したから、ご先祖様に感謝の気持ちをもって供えてもらいたい」

削り花の制作は2000本を目標に3月9日頃まで行われていて、白石市内の商店や仙台市内のスーパーなどで買うことができます。