東日本大震災の発生からまもなく14年です。震災の経験や教訓を将来の防災につなげようと研究者らが話し合う「世界防災フォーラム」が仙台で始まりました。

7日開幕した「世界防災フォーラム」は、東日本大震災を教訓に防災の課題や解決策などを話し合うもので、およそ40の国から政府関係者や研究者らが参加しています。

展示ブースには45の企業や団体が出展していて東日本大震災など7種類の地震の揺れを疑似体験できる装置もあります。

星野誠気象予報士「想定される南海トラフ地震の揺れを体験しているのですが、かなり激しく揺れてきまして、体のバランスが取れないような状態です。」
体験した人(イタリア出身)「本当にに驚きました。(装置は)素晴らしかったです。こんなことが起こったらどうするかな。」
この催しは2年に1度、仙台で開かれていて、4回目となる今回のテーマは「気候変動」です。温室効果ガスの二酸化炭素の排出量を普段の生活でどれだけ減らせるかという大学院生の発表も注目を集めていました。

東北大学大学院・浮田泰成さん「こんなプラスチックの量減らしても何にもならないよとか思わずに、小さいことを一つ一つ生活に取り入れていただいて、できることから変えてもらえれば、地球を助けることになるのではないか」
世界防災フォーラムは仙台国際センターと仙臺緑彩館で9日まで開かれます。