普天間基地の辺野古への移設をめぐり、沖縄防衛局が埋め立て工事に使う土砂の搬出ルートを変更したことに対し、県は6日、搬出中止を求め行政指導した。しかし国は搬出を継続するとしている。
沖縄防衛局はうるま市宮城島で採取された土砂について、今月4日から搬出ルートを変更し、同市平安座島の民間桟橋を使用して輸送しています。
この輸送ルート変更について県は6日、沖縄防衛局に対し、埋め立て承認の留意事項に基づき県の承認を受けることや、それまでの間平安座島からの搬出を中止することを求める行政指導の文書を送った。
これを受けて中谷防衛大臣はー
▼中谷元 防衛大臣
「変更承認申請書の添付図書であるいわゆる土砂図書に示しているのは “概ねの経路” でありまして、今般の経路による埋め立て土砂の搬出は土砂図書の変更を要するものではない」
中谷大臣はこのほか、ルートの変更は「周辺住民の生活環境に配慮できる」として平安座島からの土砂搬出を継続する考えを示しています。
