レストランの注文を積み木でしたことはありますか?障害がある人も働きやすい環境づくりに、ぬくもりが伝わる積み木が一役買っています。お腹も心も満たされるレストランを取材しました。


◆テーブル上にカラフル積み木

北九州市小倉北区木町にあるレストランです。木のぬくもりを感じる店内、各テーブルの上には、カラフルな積み木が置かれています。


RKB下濱美有「このレストランでは注文の方法が一風変わっています。食べたいものを積み木の中から選びます」

下濱「これ、お願いします」
店員「コーヒーは食事と一緒か食事の後か、お選びいただけます」
下濱「食後にお願いします」


◆いろんな“苦手”を解消

カレーやオムライスなどのメニューが書かれた積み木、オーダーに積み木を使っているのには、ある理由があります。

NPO法人「nest」嶋田良二統括マネージャー「書くことが苦手な方、聞くのが苦手な方、言葉で伝えるのが苦手な方、いろんな苦手な方がいる。積み木にしたら、すべてクリアになる気がして」


一般的なレストランでは、従業員がオーダーを聞いて、メモを取るなどして厨房に伝えることが必要です。この「聞く」「書く」「伝える」という作業を、「積み木」を使ってひとつにまとめることで、苦手な人も確実にオーダーを通すことができます。