俳優の市村正親さん、鳳蘭さん、美弥るりかさん、唯月ふうかさん、大森未来衣さんが出演するミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の公開ゲネプロが行われました。ゲネプロの後には、囲み取材も行われ、明日から始まる初日への意気込みが語られました。

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」囲み取材(左から 大森未来衣さん 美弥るりかさん 市村正親さん 鳳蘭さん 唯月ふうかさん)



本作は、1967年に帝国劇場で日本初演以来、半世紀以上に渡って上演され続けている、今を一生懸命生きようとする家族の「愛と絆の物語」を描いた名作ミュージカル。

市村正親さん



今回で7回目の出演となる主演の市村さんは “新しい子ども達が増えて、みんなでいい芝居を皆様にお届けしたいと思います” と意気込みました。

市村正親さん(ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」ゲネプロより)



市村さんにとって明治座は特別な場所だそうで、 “53年前に、西村晃さんの付き人をしている時に、この劇場の前の木造の明治座に出ているんです。今回、帝劇が休館で明治座に来るとなって、50数年ぶりに(明治座に)立つので、恥ずかしいけど錦を飾った感じです。” と嬉しそうな表情を見せました。

左から 大森未来衣さん 美弥るりかさん 唯月ふうかさん(ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」ゲネプロより)



明治座の名物といえば、出演者の名前が入った「幟(のぼり)」。市村さんは “恥ずかしくてまだ見ていない” と話すと、娘役の美弥さん、唯月さん、大森さんに「のぼり見た?」と優しく質問していました。

鳳蘭さん




鳳さんは “長い舞台生活で「幟」が出るのは初めて。まだ見ていないんですけど、初体験です” と語ると、市村さんも “僕も初めて。嬉しいもんですね。” と意外な事実を明かしました。

左から 鳳蘭さん 市村正親さん(ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」ゲネプロより)



今回で、鳳さんと5回目の夫婦役に市村さんは、 “「ツー」と言えば「カー」で、本当に楽。何をやっていても息が合う。” と語ると、鳳さんも “完全にこの空間では甘えたり、頼ったり、全てで妻を感じています” と夫婦の絆を感じさせました。

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」囲み取材(左から 大森未来衣さん 美弥るりかさん 市村正親さん 鳳蘭さん 唯月ふうかさん)


自身にとって『屋根の上のヴァイオリン弾き』はどんな作品になっているのか聞かれると、市村さんは “架空のお話だけど自分事のように喜んだり悲しんだり微笑んだり、実際の親子として体験している” と作品への思いを語ると、 “7演目で、長く芝居をしていると新しい発見ができるので、新しい『屋根の上のヴァイオリン弾き』をこのメンバーと明治座でひと月やっています。「のぼり」を観に来るついでにお芝居も観に来ていただけたら” と笑いを誘いながら、楽しみにしているファンへ呼びかけました。

【担当:芸能情報ステーション】