調理師を目指す高校生が1年間の実習の集大成として大根の桂むきに挑戦し、自己記録の更新を目指しました。

大分市の楊志館高校では調理師コースの1年生57人が参加して大根の桂むき大会が開催されました。

直径8センチ・高さ10センチの大根を制限時間20分でどれだけ薄く長くむけるかを競うもので、放課後や家庭でも練習を重ねてきたということです。

緊張感が漂う中、生徒たちは1年間の集大成を発揮すべく黙々と挑戦を続けました。

(生徒)「緊張して足が震えたりしたが、今まででの自分を信じて一生懸命頑張りました」「いつもより長くむけたけど途中で切れてしまってめっちゃ悔しい」「緊張して、まったく普段の実力が出せませんでした。お弁当コンテストがあるのでそれでリベンジしたい」

審査の結果、3メートル88センチを達成した古城敬寛さんが1位に輝きました。

古城敬寛さん

(古城敬寛さん)「優勝できてとてもうれしいです。将来の夢はホテルやレストランに就職して、いろんな人が元気になるような料理を作りたい」

1年間で和食の基礎を学んだ生徒たちは今後、洋食や中華料理などを学び、調理師をめざします。