東日本大震災の津波で職員ら43人が犠牲になった宮城県南三陸町の震災遺構・防災対策庁舎に照明が設置され、5日、試験点灯が行われました。
防災対策庁舎では2月から行われていた照明の設置工事が終わり、5日夜、試験的に明かりが灯されました。津波で職員ら43人が犠牲になった防災対策庁舎は、2024年7月に町の所有となり震災遺構としての保存が決まりました。南三陸町は、犠牲者の追悼と伝承を目的に照明の設置を決めました。

佐藤仁 南三陸町長:
「(震災から)14年たちますので、我々としても大災害があった事を次世代に伝えていく重い役割が防災対策庁舎は持っている」
防災対策庁舎を照らす照明は、毎月10日と震災月命日の11日それにお盆期間中、夜間に点灯します。