名古屋と豊橋を結ぶ「名豊道路」がついに8日、全線開通します。5つのバイパスで構成されていて、唯一開通していなかった蒲郡バイパスがつながることで、全長73キロ、信号無しの無料の高規格道路が完成!

これによって、以前は下道で2時間近くかかっていた名古屋~豊橋間が50分も短縮、さらにその先の静岡県浜松市までも1時間半近く短縮できるのです。

名豊道路の全線開通には、物流業界からも大きな期待が寄せられています。

(三河物流 小松幸宏 社長)
「信号なくずっと行けるということで、非常に期待している。効率が良くなって楽しみにしている」

愛知県安城市の、三河物流。20台のトラックで、工場で使う原料や資材などさまざまな荷物を東海3県と静岡に運んでいます。

会社がある安城市から豊橋方面には名豊道路を使って向かいますが、これまで開通前の、蒲郡ICから豊川為当(とよかわためとう)ICまでのおよそ9キロメートルは、一般道を走る必要がありました。全線開通によって「信号ゼロ」で豊橋までつながる効果は大きいと考えています。

(三河物流 小松幸宏 社長)
「1時間~1時間半くらいは朝早く出ても時間がかかるところ、下手すると1時間かからず、静岡県に入れるのではないか。燃料代も高騰している中、やっぱり経費も削減できるし、時間がとにかく短くなるのは良い」