岩手県大船渡市の山火事発生から7日目を迎えました。市の面積の8%が焼失し、延焼は収まっていません。
大船渡市の面積8%焼失も延焼続く…集落に近づく火

日が暮れた岩手県大船渡市。どれほど火が勢いを持っているのか、その現実を突きつけられます。
2月26日に発生した山火事は、4日で7日目です。

しかし延焼は続き、大船渡市の面積の8%ほどにあたる約2600ヘクタールが焼失しています。
3日、住宅への被害が確認された外口地区。一夜明け、同じ場所にヘリで向かってみると…

記者
「斜面から火が回ってしまったのでしょうか。住宅がすっかり焼け落ちてしまっています」


被災前の衛星画像と比べると、民家とみられる建物10棟ほどが焼失していました。さらに隣の長崎地区では…

記者
「集落に迫る火の手が見えます。集落のすぐ間際まで火の手が迫っています」
民家がある場所からわずか100メートルほどのところに火が…
夕方、再びヘリで行ってみると、消火されたのか煙などは見えませんでした。
集落に迫る火はホタテが名産の小石浜地区でも…

記者
「大船渡市の消防本部の関係者に尋ねたところ、脚崎を越えて北側に延焼させない。尾根部分を防衛ラインに引いていました」

しかし、サーモカメラで見てみると、その防衛ラインの尾根の一部が赤くなっていることが分かります。