3割程度の年間生産量を富山で

新工場が設置されるのは立山インターチェンジから南に約1キロメートルほど離れた産業用地です。

敷地面積は2万6040平方メートル、見学通路を含めた二階建ての工場を予定しています。

新工場ではバドミントンのラケットやガットの製造を行い、2030年までに既存工場の3割程度の年間生産量を目指していて、地元を中心に80人程度の雇用を目指しています。

ヨネックス アリサ・ヨネヤマ社長
「私たちヨネックスも富山県でバドミントンをはじめとするスポーツのさらなる発展に貢献できればと考えています」

立山町 舟橋貴之 町長
「世界に通じる会社がここにあるんだと思って子どもたちがここに残ってもらうのも良いですし、一旦外に出ている若い人たちがふるさと立山に戻ろうと思ってくれたらいいなと思いました」

立山町への進出を決めた要因としてヨネックスは、新潟・東京の2工場や東京にある本社との連携のしやすさに加え、比較的自然災害が少ないことを挙げています。

そして何より富山が世界で活躍するバドミントンのトップ選手を輩出するなど、バドミントンが盛んな地域であることが決め手になったということです。