開催まで1か月あまりに迫った大阪・関西万博に向け、警察庁の楠長官はきょう、会場や最寄り駅などを視察し、「万博の安全の確保は開催国として重大な責務。警備に万全を期したい」と決意を述べました。
来月13日から半年間にわたり開催される大阪・関西万博には、およそ2800万人の来場者が見込まれていて、国内外からの要人も訪れる予定です。
警察庁の楠芳伸長官はきょう午後、大阪・関西万博の会場や今年1月に開業した最寄り駅の大阪メトロ中央線・夢洲駅などを訪れ、会場内外の警備すべき場所や要人警護の動線などを視察しました。
警察庁 楠芳伸 長官
「万博の安全の確保、行事の円滑な運営を確保することは開催国として重大な責務。警備に万全を期したいと改めて決意した」
会場となる夢洲は海に囲まれた人工島であることから、楠長官は「ドローンが飛来することもあり得るので、海上の警戒が大変重要になってくる」としたうえで、海上保安庁など関係機関と緊密に連携を取って対応する必要があると述べました。
また、ウクライナ情勢など複雑な国際情勢の中で開催されることについて、テロ行為やイベントの妨害を意図したサイバー攻撃などにも万全を期すため、徹底した対策を行うとしています。
半年間にわたる万博の開催期間中には参議院選挙を控えているほか、災害派遣の可能性もあることから、「あらゆる事態に備えられるよう、全国警察を挙げて警備体制を確保することが重要」「暑さ対策もしっかり行い、緊張感を維持して警戒警備にあたってほしい」としています。
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