「さようなら」の語源は
下田:日常の動作とか、使っていたもの、そして外国との関わりが色濃くあって、私たちの現代にも残っているって、すごいねー。
神戸:じゃ、現代に残っている言葉を。「左様ならば」。
下田:さようならば……その様であれば?
神戸:そうですね。武士の言葉で「さよなら」。というか、「左様ならば」から派生したのが「さようなら」と考えるべきでしょうね。武士と武士が、切刃を廻さずに、カーンと金打(きんちょう)して、「約束だぞ」「では、左様ならば」。
下田:おお!かっこいいですね!
神戸:江戸ことばのコーナーは、「左様ならば」でさようならいたしましょうか。江戸ことばは、5回放送しました。どれくらいの言葉を学びましたかね?
神戸:今日が9語。全部で45語ほど紹介しましたね。
下田:また来年度、機会がございましたら、よろしくお願いいたします。
神戸:では、左様ならば!
◎神戸金史(かんべ・かねぶみ)
1967年生まれ。学生時代は日本史学を専攻(社会思想史、ファシズム史など)。毎日新聞入社直後に雲仙噴火災害に遭遇。東京社会部での勤務後、RKBに転職。やまゆり園事件やヘイトスピーチを題材にしたドキュメンタリー映画『リリアンの揺りかご』(2024年)は各種プラットホームでレンタル視聴可。ドキュメンタリーの最新作『一緒に住んだら、もう家族~「子どもの村」の一軒家~』(2025年、ラジオ)は、ポッドキャストで無料公開中。














