大分県出身の大横綱、双葉山が活躍した激動の時代を振り返る戦後80年の企画展が宇佐市で開かれています。

大相撲で今なお破られていない69連勝を果たすなど、数々の記録を打ち立てた宇佐市出身の横綱、双葉山は終戦の年、1945年に現役生活へ別れを告げました。

双葉山

今年で引退から80年となることから、双葉山が活躍した時代の背景を紹介する企画展が3日から宇佐市ではじまりました。

会場には現役時代の双葉山が軍服を着て、軍事練習に参加した時の写真や戦地に向かう人がお守りとしていた日の丸に双葉山が寄せた署名など、貴重な資料10点が特別展示されています。

(宇佐市観光 ブランド課・弘中正芳さん)「国技としての相撲の中で勝ち続ける双葉山の姿は、軍国主義の中での日本の姿と重ねれたと言われています。双葉山が活躍した時代的な背景を知ってもらいたいです。

企画展「双葉山と戦争の時代」は宇佐市の双葉の里で8月31日まで開催されます。