ノロウイルスによる食中毒が相次いでいます。

2月24日と25日に愛知県瀬戸市の弁当店が調理した弁当を食べた男女25人が、発熱や下痢などの症状を訴えました。
保健所は弁当が原因の食中毒と断定し、2月28日付でこの事業者を営業禁止処分としました。入院した人はいませんが、この店が2日間で調理・提供した弁当の数はあわせて637食で、愛知県は患者数が増加する可能性があるとして調査しています。

また、岐阜県岐南町では、2月26日に「バイパス給食センター」が調理し配送した弁当を食べた男女71人が、ノロウイルスによる食中毒で下痢や嘔吐などの症状を訴えました。
この日に調理された弁当3200食あまりが配送されていて、保健所はほかに症状のある人がいないかどうか調べています。
名古屋でも相次いでいます。ことし名古屋市ではノロウイルスによる食中毒が3件発生し、あわせて58人が下痢などの症状を訴えました。
(広沢一郎 名古屋市長)
「注意していただくため、本日ノロウイルス食中毒警報を発令した」

名古屋市は手洗いの徹底や、調理する人の体調に注意するなどして感染を防ぐよう呼びかけています。