備蓄米放出 3月10日入札開始で沖縄の流通関係者不安「在庫が少なくなってきているが…」

コメの価格高騰を背景に放出される備蓄米について、農林水産省は来週3月10日から入札を実施すると発表した。

現状のコメの価格は、農水省が公表するデータによると全国のスーパーの平均で2月10～16日に5キロあたり3892円で、7週連続で値上がりしている。

入札後、放出米が店頭に並ぶのは3月下旬の見通しで、止まらないコメの価格高騰への歯止めが期待されている一方、県内関係者からは不安の声が聞かれた。

▼コメ流通業界の関係者
「備蓄米放出の発表後から価格が下がると思ったが上がり続けているため、今後本当に価格が下がるのか不安。

在庫が少なくなってきているが、実際に放出された後に価格が下がることを期待して、現状は購入を控えている状態」

備蓄米の放出でコメの価格は落ち着くのか、当面の値動きが焦点となる。