3代目は開館から40年、設備の老朽化も進み…

1913年創立の魚津水族館。3代目となる現在の建物も開館から40年以上が経過。

あちこちで修繕が必要な状態で、なかでも日本初のアクリル製水中トンネルがある「富山湾大水槽」は水漏れが発生していました。

ことし1月、140匹の魚たちはいったん住み慣れた大水槽から県水産研究所や県外の水族館にお引越し。

改修工事を終えた大水槽は2月26日から再び、約260トンの海水を注入し、魚たちの帰りを待っていました。

再開初日の1日、富山湾大水槽に魚を移し入れる様子が来館者に公開されました。

この日戻ってきたのは、キジハタやヒラスズキなど10数匹の魚たちです。

魚津水族館 不破光大 学芸員
「魚が入った瞬間拍手で迎えていただいてありがたい。空の水槽から少しずつ成長していくところを見てもらいたいというのもちょっとあって。あえて『入魚式』みたいな、そういうところも見せていこうかなと、今回イベント化させてもらった」

魚津水族館は設備の修繕費を調達するため、去年11月からクラウドファンディングを実施。全国から目標を上回る3000万円以上の支援が寄せられ、今回の改修工事にこぎつけることができました。