3日は本州南岸に停滞する前線で雨や雪となっています。関東甲信地方では、広い範囲で雨、山沿いでは雪の降っている所があります。3日夕方にかけても山沿いや山地を中心に雪で、南部の平地でも積雪となる所がある見込みです。

気象庁によりますと、中国東北部には高気圧があって南東に進み、カムチャッカの東にある低気圧との間の気圧の差が大きくなっています。

衛星画像 3日午後1時 気象庁

前線が中国大陸から関東の南部まで伸びていて、 3日は西日本から東日本にかけてやや強い雨の所が多くなっています。

前線は南下しながら東に伸び南からの風が入り込むため、5日にかけて太平洋側は大気の状態が不安定になる見込みです。

また上空1500メートル付近を中心にマイナス3℃の寒気が入り込むため、東日本では山沿いを中心に大雪となり、平地でも積雪になる所がある見込みです。

天気図 3日午後9時予想 気象庁

気象台は、日本海側では積雪の深さが平年の2倍以上になっている所があるとして、4日にかけて南からの暖かい空気や雨の影響で雪解けが進み、なだれや融雪に注意するよう呼びかけています。

次に雪と雨の3時間ごとの動きをシミュレーションで見ていきます。