■まるでスイーツ!本場の味“映えるオムライス”

さらに同じ蒲田でもう一軒。こちらも夫婦で営むフレンチレストラン「ザ・モンキーチューズキッチン」。
11時半のオープンと同時に売り切れる人気のオムライスは、まるでスイーツのようにふわっふわ!
お客さん
「めちゃ美味しそう!」
「超、超、美味しそう〜!いいの撮れた〜!」
“映えるオムライス”とSNSで話題に。おじさまもパチリ!
フランスの世界遺産「モンサンミッシェル」名物の“オムレツ”をアレンジしたもの。
スフレのように焼き上げるオムレツに、ラタトゥイユ、鍋で炊いたバターライス。きのこのソテーにたっぷりのカレーソースを加え、その上にフワフワのオムレツを丁寧に優しく折り曲げるようにしてのせた「モンサンミッシェル・オムライス」(1200円 サラダ・ドリンク付)。

お客さん
「安いよね。オムライスだけじゃなくて、サラダとドリンクもついてるから、めちゃくちゃお得だなって思って」
「ドリンクもついてサラダもついて1200円って、多分この辺のランチじゃあんまりないと思う」
日替わりランチもフレンチならではの食材をたっぷり使った逸品「若鶏のビネガー煮バターライス」(1200円 サラダ・ドリンク付)。サラダに高級フルーツ「シャインマスカット」を使うこともあるんだとか!
このクオリティーでこのお値段…大丈夫ですか?
ザ・モンキーチューズキッチン 福原康治シェフ
「儲かってはいないです。その値段で良いものをなるべく出してあげて、お客さんに来てもらうということをやっているので」
フランスの名店「ラ・メール・プラール」で修行したシェフは日本で出店の際には、料理長をした凄腕。厨房ではラム肉や、鴨肉などの本格フレンチが。

ザ・モンキーチューズキッチン 福原シェフ
「材料は全部値上がりしています。ただそんなにすごい高くは出せないですよ。蒲田でフレンチで高い所なんか絶対潰れますからね。やれることはコツコツコツコツ、小さいことの積み重ねをするしかないですよね」
その1つが自家製の「フランスパン」作り。1本仕入れる値段で、約6本も焼けるそう。専用の焼き窯もなく、始めは失敗の連続だったそうですが今では美しい出来栄えに。
福原シェフの妻・千明さん
「うまくクラック(割れ目)ができるのが良いパンみたいですね。パンを作るってなかなか料理屋さんはやらないですよね。普通、仕入れているから」
さらに、高級食材の「カラスミ」も自分で作れば材料費だけなので、4分の1で済む
といいます。料理にも贅沢に使えるんです。

サラダにも高級な「シャインマスカット」が。実は...
妻・千明さん
「私の親戚がブドウ畑をやっていて、スーパーで買ったら良い値段するものなので」
親戚のぶどう園から頂いた有難いものだと言います。店主たちの頑張りが詰まったリーズナブルで美味しい一皿でした。