■第31回全日本スキー選手権 郡上大会スノーボード競技 決勝(2日、岐阜・高鷲スノーパーク)

来年開催されるミラノ・コルティナオリンピック™の代表選考会も兼ねたスノーボードハーフパイプ全日本選手権の決勝が行われ、男子は予選を1位通過した平野流佳(22、INPEX)が1本目にマークした89.75点で3大会ぶり2度目の優勝を飾った。

前日の予選で90.25点をマークし1組1位で決勝に進出した平野は、1本目から完成度の高い滑りを披露。2本目以降は、小雨が降るなど悪天候に見舞われたが最後までトップを守り抜き、W杯種目別総合3連覇の好調を維持して今大会も制した。

予選で全体のトップとなる90.50点で決勝に進んだ村上広乃輔(15、オールアルビレックス)は1本目で88.00点をマークし2位で表彰台入り。ジュニア選手権を制したホープが存在感を見せた。前回覇者の戸塚優斗(23、ヨネックス)は決勝を10位で終えた。

女子では予選を1位で突破した北京五輪銅メダリストの冨田せな(25、宇佐美SC)が決勝の2本目で93.50と高得点をマークし優勝。大会連覇がかかっていた小野光希(20、バートン)は84.00点で2位となった。

※写真は平野流佳選手