

「那覇高が選手権優勝しない可能性これ~!一切ない!!」
初優勝をめざす、那覇高校です。
那覇高校 金城主将
「小学校からサッカーをやっていた子たちも多くて、みんなで協力し合いながらプレーの振り返りや終わった後の声掛けをするので、それが次の試合にも生きて勝てている。」
今年6月の県高校総体。赤のユニフォームの那覇は準決勝でコザを破り、決勝では前回王者の美里に4-1で勝利。見事初優勝を果たしました。
その強さを支える存在は-
那覇高校 大城監督
「この2人のボールの繋ぎからの攻撃に転じた時のスピード感はチームとして良い形を生んでいる」
ゲームを組み立てる、中盤の比嘉眞子(ひが まこ)と安里美音(あさと みおん)です。
那覇の得点の多くはこの2人が起点となり生まれます。


チームのキーマン 比嘉眞子選手
「足が速い選手や個人でも上手い選手が多いから、その選手たちを生かすプレーをしている」
安里美音選手
「ボールが来た時に上手く早くさばいて、味方に時間を与えたり、時には自分でシュートに行ったり、自分の強みは味方を使いつつも自分で行けるプレーだと思う。」
この日のミニゲームでも、中央で受けた安里、さばいて比嘉、最後はキャプテン金城。
シンプルな形で得点に繋げます。
安里選手
「眞子のサッカー愛がすごい。ずっとサッカーの話をしている。」
比嘉選手
「例えば、バレーボールのスパイクを打つ時に一回下がるじゃないですか?あれサッカーの裏に抜ける動きに使えそうとか話しています。笑」
頭の中はサッカーでいっぱい。チームの頭脳として那覇高初の優勝を誓います。
比嘉選手
「那覇はみんな個性がある中でもチームとして強いので、絶対に優勝したい。」
安里選手
「みんな那覇を潰しに来ると思うが、その勢いに負けずに勝って、インハイでは九州大会1回戦で負けてしまったので、次は九州大会で1勝を目標に頑張りたい。」
その九州大会出場がかかる、県高校女子サッカー選手権・準決勝。赤の那覇はその強さを見せつけます。
前半7分、飛び出したのは8番比嘉眞子。冷静にシュートを決めて先制点!
一方の10番安里美音は、終始相手のマンツーマンディフェンスに合いますが、前半34分、一気に走り出し中央突破。安里がひきつけ、14番大田が決めます。
安里選手
「見えていたので、結構フリーで打たせることができたので良かったと思います」

前半だけで4得点をあげ、後半も圧倒的な攻撃力を見せた那覇はゴール前まで比嘉がひきつけ、5点目。この後追加点を奪った那覇は8対0で勝利し、九州大会出場と決勝進出を決めました。
2得点1アシスト 比嘉選手
「無失点優勝を目指してやってきているので、決勝は絶対勝ちたいと思います」

安里選手
「今日の試合のように緩急をつけて受けて早めにさばいて、チームに貢献できたらと思います」
沖縄女子サッカー界に新風を吹かせる那覇高校。初の優勝を目指して決勝に挑みます。