人材不足を背景に、国内の外国人労働者の数が増え続けています。言葉や文化の違いから働きにくさを感じる人も少なくありません。外国人も安心して働ける環境を目指す企業の取り組みを取材しました。
外国人エンジニアを積極採用 亀山電機の取り組み
長崎市に本社を置き、電気機器の設計・製作を行う亀山電機では、社員64人のうちインドとフィリピン出身の6人が在籍。外国人の採用は8年前から続けており、主に制御設計などのエンジニアとして働いています。
なぜ外国人労働者?
長崎労働局のまとめによると県内の外国人労働者数は3年連続で増加していて去年の統計で初めて1万人を超えました。その背景のひとつが深刻な人材不足です。

亀山電機・井下等専務:
「長崎に来る技術者は少ない…。中途採用は無理だと判断し、若い新卒や外国人採用を雇っていこう」
去年2月にインドから来たヴィーナヤさんは、日本で働く上で言葉の壁を感じています

亀山電機システム技術部 カチャーディヤ ヴィーナヤさん:
「(日本語は)今も学んでいる。最初は難しかったが、今は分かるようになった。しゃべるのは難しい」
仕事内容をどう伝えるか日本人の同僚も試行錯誤しながら技術指導を行っています。

亀山電機 中西勇紀さん:
「意思疎通が一番難しいと感じます。どうやって伝えたらいいのかっていうのは自分の勉強にもなりますが、伝え方については考えないといけないです」