新年度予算1480億円、今年度予算の7倍近くに

新年度予算案は、一般会計で1480億円余りに上り、今年度予算の7倍近くとなります。

輪島市・坂口茂市長「輪島の未来に希望を持ちながら大きな一歩を踏み出すことができるような大きな予算として編成した」

一方、大きな課題となっているのが職員の離職です。

市立輪島病院は、地震前は130人いた看護師が、2025年4月の増員を考慮しても24人少ない106人となる見込みです。

また市内の介護施設の職員は、地震前からおよそ45パーセント減って239人となっていて、半数の職員が離職した施設もあるということです。

輪島市・坂口茂市長「非常に厳しい状況。要介護・要支援者が逆に増えている。こちらの方で働いてもらおうと思うがアパートさえも確保できない。宿舎の支援も計上しました」

このほか、市内の事業者を支援するため、雇用調整助成金の支給を受ける事業者に対し、市独自の支援金を上乗せする「雇用継続支援事業費」を予算に計上します。