山林火災が続く大船渡市で被災者の心のケアや避難所の状況を調査するため、盛岡赤十字病院の救護班が現地に向かいました。



大船渡市へ派遣されたのは盛岡赤十字病院の医師と看護師、連絡調整係の6人です。
盛岡赤十字病院を運営する日赤岩手県支部は、今回の山林火災で被災者の心身の健康状態や避難所の感染症リスクを調査するよう県から要請されていて、27日から先遣隊2人が既に現地入りしています。
28日午前8時に玄関前で行われた出発式では、日赤岩手県支部の佐藤隆浩事務局長が「人間の命と尊厳、健康を守るという日赤の理念を胸に現地で活動にあたって欲しい」と激励しました。

(盛岡赤十字病院 救護班 一戸克明班長)
「一番は精神的な問題が辛いのではないかと思っています。まずは精神的な安定を図ることが重要じゃないかと、今回の場合は思っています」

救護班は28日に1日かけていわて感染症制御支援チームや石巻赤十字病院の救護班と手分けして避難所を回り、体調不良者の有無や心のケアのニーズ、衛生環境について調べ今後の医療的支援の必要性を検討します。