郷土料理「ひっつみ」と、地元で採れた野菜を組み合わせた新しいカレーの商品を青森県三戸町の高校生が開発し、発表会が開かれました。
「ひっつみ」は、こねた小麦粉をつかんで引っ張り、小さくちぎって鍋などに入れる郷土料理です。
三戸高校は、地域の活性化につなげようと地元の食材と「ひっつみ」を組み合わせた「ひっつみキーマカレー」の開発を2年前から進めていて、26日に商品の完成発表会を開きました。
この日は試食も行われ、参加した人たちが出来立てを味わっていました。
三戸町 沼沢 修二 町長
「『ひっつみ』はモチモチ感が出ていて非常にカレーと合う」
三戸高校 日保 玲唯菜さん
「『ひっつみ』を入れたことによって、普段では味わえないモチモチとした新食感だったり、ご飯代わりにもなると思うので、非常食としても使えると思います。三戸圏外や県内の人にも三戸のものがたくさんあることを知ってほしいので、町の人にも食べてほしいと思います」
カレーのルーには、地元で採れたトマトやニンニクも使われ、「ひっつみ」のモッチリ感もあいまって、これまでにない新しい食感を生み出していると好評だということです。