青森県弘前市で空き家となっている建物が倒壊し、市は降り積もった雪が影響したとみています。近くのカメラには、建物が壊れた時とみられる様子がおさめられていて、その衝撃を物語っています。

こちらは、弘前市町田の建物が倒壊した現場付近に取り付けられているカメラの映像です。

建物が壊れた時とみられる音声が記録されていました。

島元萌々子 記者
「建物の南側の道路には木材やトタンが散乱しています。屋根から落ちたとみられ、雪を触ってみると湿っていて非常に固いです」

弘前市によりますと、26日、「空き家となっている建物が倒壊しそうで、危険な状態」と市に連絡があり、その後、倒壊しているのが見つかったと連絡を受けたということです。

近所に住む人
「(空き家が)きのうから横になっていて、夜のうちに外に出たらミシミシという音が聞こえてきた。(娘は)夜中にドンっという音が聞こえたと言っていた」

弘前市では23日に、観測史上最大の積雪160cmを記録していて、市は降り積もった雪が倒壊に影響したとみています。

県によりますと、27日午前9時の時点で雪の被害を受けた住宅は114件、人が住んでいない空き家の被害は308件に上っています。