2024年度中の完成を目指す、高知市五台山の新しい展望台の魅力を紹介する展示が高知市で始まり、設計した建築家の“奥深い世界”などを知ることができます。
高知市桜井町のギャラリーでは、五台山の新しい展望台を紹介する展示が27日から始まりました。展望台は3年前に老朽化で閉鎖されていて、県によりますと、新しい展望台は公募で選ばれた民間事業者が建設を進めることが決定し、2024年度中の完成を目指すということです。

この新しい展望台を設計したのが、数々の受賞歴がある注目の若手建築家・髙橋一平さんで、会場には、実際に設計するために使った模型などが展示されています。

(新しい展望台を設計 建築家 髙橋一平さん)
「(設計する際)私自身も、その日の気分によって『こっちがいい、あっちがいい』と迷うんですよね。だけど、何度見ても『これなら大丈夫だろう』というところまでいく。『往生際が悪い』というか、『心配性』というか」
最近はパソコンのCGで完成イメージを作る建築家が多いといいますが、高橋さんは、よりイメージしやすいよう時間をかけて“模型”を作ります。展望台だけを設計するために五台山公園全体の150分の1の模型を作り、展望台の模型も、600以上の試作を重ねたといいます。

(新しい展望台を設計 建築家 髙橋一平さん)
「これ、形が“仰々しい”ですよね。今の計画案に比べて。そうすると、『この建築物』が『行きたい場所』になっちゃう。展望台だからそこが行きたい場所になるんですけど、それだけじゃなくて、五台山や五台山公園が『目標』になるようにするには、これ(展望台)だけが目立っちゃダメで、“調和”がいるんじゃないかと」

こうしておよそ2年かけて完成したのは、山の稜線と調和する「花」のような形に。屋内部分には、レストランやショップ、1組限定の宿泊部屋ができるほか、屋根の上にもスロープで登れるバリアフリー仕様になっています。

(新しい展望台を設計 建築家 髙橋一平さん)
「たぶん高知の方は1回は行ったことがある五台山なので、『もう1回、何度も、毎朝ジョギングに…』行ってみたくなるような“きっかけ”になる場所になれば」
展示は3月10日(月)まで開かれ、9日(日)には髙橋さんが来場者に解説するギャラリートークも予定されています。















