自然災害で住民らの避難生活が長期化することを想定した訓練が宮崎県小林市で行われ、マンホールトイレ設置の手順などを確認しました。

この訓練は、国土交通省宮崎河川国道事務所や小林市などが合同で行ったもので、職員らおよそ30人が参加しました。

訓練では、小林市で震度6強を観測する地震が発生し、住民の避難所生活が長期化すると想定。市職員らが下水道管やタンクに排せつ物を直接流すことができるマンホールトイレを設置しました。

また、最大6.5トンの水を運ぶことができる散水車を使った訓練も行われ、水を積んだ車両からホースを使ってマンホールトイレの貯水槽へと補水する手順も確認しました。

訓練を実施した宮崎河川国道事務所や小林市は、能登半島地震の被災地に職員を派遣した経験があり、今後、関係機関との連携を強化しながら大規模災害に備えたいとしています。