空気が乾燥しているため、岩手県大船渡市を中心に、気仙地域では先週から山林火災が相次いでいます。この10日間で3回発生している火災を振り返ります。

最初は19日、海沿いの三陸町綾里の田浜地区で火災が発生。市は62世帯157人に避難指示を出しました。この火災では324へクタールが焼けましたが、人や建物への被害はありませんでした。そして発生7日目となる25日に鎮圧が宣言されました。

直後の25日午後、今度は陸前高田市小友町で火災が発生。

付近の住民から「隣でごみ焼きの火が燃え移っている」と消防に通報がありました。火は周辺の山に燃え移り隣り合う大船渡市末崎町にまで広がりました。
陸前高田市は小友町の71世帯155人、大船渡市は末崎町の162世帯391人にそれぞれ避難指示を出しました。
この火災での焼失面積は8ヘクタールで26日正午に鎮圧を宣言しました。

住民が安堵したその矢先の26日午後1時過ぎ今度は大船渡市赤崎町合足で火災が発生。

火は周辺の建物にも及び、合足地域と三陸町綾里全域の合わせて873世帯2114人に避難指示が出されています。

山林火災が連続している大船渡市には18日から乾燥注意報が発表されています。